新たな翼―JALからFDAへ

ガイアの夜明け」(テレビ東京系)本日のお題は「その後のJAL〜航空大リストラ時代の光と影」。
経営破綻し、ついには会社更生法を申請するに至ったJAL。かつてのナショナルフラッグの威光は今いずこ、
その翼は再び蘇るのか。
魔の山から飛んできました
一方、JALが撤退を表明した松本空港に、新たなエアラインが就航した―「FDA」と書かれた見慣れない機体。
どこの国の航空会社ですかコレ?
と思ったら。富士山静岡空港の隣に本社を構える「フジドリームエアライン」という航空会社。
同空港を拠点に、松本や鹿児島などの地方空港に定期便を出している。
しかも機体にスポンサー広告が出ていたり、機内サービスのお茶は静岡の「ハラダ製茶」、お菓子は「シャトレーゼ」と、
静岡周辺の企業から提供を受ける・・・などなど、広告効果でコストを削減しているのだ。
静岡県民なら知らぬ人なし
このFDAというのが、静岡県の物流会社・鈴与が設立した会社だそうで。
鈴与さんといえば。静岡県の物流のみならず経済を牛耳っている企業。サッカーにお詳しい方なら
清水エスパルスの親会社」として御存知だろう。
清水港の廻船問屋から始まって陸運を手掛け、ついに空輸まで進出したか。陸海空制覇ですな。
果たして「無用の長物」呼ばわりされる(富士山静岡空港をはじめとする)地方空港を再生できるか。今後に期待がかかる。
FDAのビジネスモデルはJALとは全く違うけど。いつかJALにも、再生の道が見えるよう祈る。