ナガシマアンパンマンミュージアム、開業
「名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク」が、いよいよ開業の日を迎えた。
名古屋といいながら、所在地は三重県桑名市(愛知県と三重県の境目)。東京ディズニーリゾートが千葉県にあるのと同じ。
アクセスは名古屋駅から高速バス「長島温泉行き」で行くのがおすすめ(マイカーは渋滞疲れします)。
地元の人気遊園地・ナガシマスパーランドの絶叫マシーン「スチールドラゴン」の横に、アンパンマンの世界が出現した。
・一度は食べてみたい
中京テレビ(日本テレビ系列)では、今日の「それいけ!アンパンマン」放送直後の情報番組「ラッキーブランチ」で
午前11時のグランドオープンの瞬間を生中継!
原作者・やなせたかし先生も、テープカットセレモニーに引き続いて生出演。原作の絵本「あんぱんまん」の
誕生(1969年)にまつわる秘話を披露した。
(以下「あんぱんまん」=絵本版、「アンパンマン」=アニメ版を指します。それほどイメージに違いがあるのです)
初期の「あんぱんまん」は、もっと人間のおじさんっぽいボディだった(ジャムおじさんが空を飛んでいるような感じ?)。
そして出版された当初は「あんパンが空を飛ぶ、なんていう話はバカバカしい」と、大人たちから大ブーイング。
しかし対照的に、子供たちには大人気。みんなが「あんぱんまん」を繰り返し読むので
「本がすぐボロボロになっちゃう」と、追加注文が来たとのこと。
・欠けたあんパンの美学
やなせ先生曰く「人間にとって最も不幸な事は『食べるものが無い』こと。ひもじい思いをした人を救わなければいけない。
本物のヒーローは、傷ついて格好悪い姿になっても闘い続ける」。
「アンパンマンのマーチ」の歌詞にあるように「たとえどんな敵が相手でも」向かっていく、真の勇者なのです。
あんぱんまんの世界は深遠です。飽食の時代の子供たちに、この哲学は伝わっているのでしょうか。
・あったらいいのに
番組では、ミュージアムとショッピングモールの全容を紹介。横浜のミュージアムにあった「虹の滑り台」や
アンパンマンのステージが毎日開催される「やなせたかし劇場」もある。
ショッピングモールは、横浜より少し規模が小さい。横浜にあった本屋さんやコスプレ写真館、美容院などが無い。
それと。横浜はショッピングモール部分が無料で入れたのに対し、ナガシマでは入場料を払わないと入れない。
タダで楽しむというわけにいかないようで。ケチだ(笑)。
「ジャムおじさんのパン工場」ナガシマでの限定キャラクター商品は「てんむすちゃん」のパン。
おむすびまんの女性版みたいなキャラクターで、頭からツインテール風に海老の天ぷらが突き出ている。
パンだけじゃなく、おにぎりで再現してくれてもいいのにね。