あなたならどうする?ストレス対処法

「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」(ABC朝日放送テレビ朝日系)。
今回は(今回も?)「鬱病」がテーマ。題して「最新!うつ病にならない・タイプ別ストレス対処法スペシャル」。
・逃げない人ほど悪化する
近年、うつ病の原因になるストレスへの対処法「ストレス・コーピング」が注目されている。自分の性格や傾向を
把握することで、うつ病の発症を防ぐ・・・というものだ。
両親の介護をきっかけにうつ病を発症しながらも、適切な対処法を知ることで回復したという芥川賞作家・荻野アンナさんの
体験談を交えて、一人ひとりの性格に応じたストレス・コーピングについて解説する。
・思い当たるフシは
ストレス・コーピングには4種類あるそうで―

  • 「積極行動型」ストレスの原因と真正面から戦うタイプ(荻野アンナさんはコレだった)
  • 「気晴らし型」衝動買いや飲み会でストレスを発散するタイプ
  • 「否認型」ストレスの元になるものを「見なかった事にする」「解決を先送りにする」タイプ
  • 「回避型」ストレスの元そのものに遭遇しないよう、ひきこもるタイプ

この4種類のうち、いずれかに偏ってしまう人は「うつ病をはじめとする様々な病」にかかりやすいのだそうで。
時には気晴らし、時にはひきこもる・・・と、それぞれの対処法をバランスよく実践すればいいという。
ちなみにワテは完全な「否認型」。嫌な事は見ないふり。学校の宿題も先延ばし。トラウマの原因からは徹底的に遠ざかる。
生活に制限が多くて、“気晴らし”らしい“気晴らし”もできないし。
荻野さんは自分の部屋に「起こった事はすべていい事」と大書された紙を貼っているそうで。名言だ。
・脳も臓器なんだし
また、番組では最新のうつ病検査・治療についても紹介。
広島大学病院の研究で「うつ病(の人と正常な人の、脳の働きの違い)が“画像”として見えるようになった」という
画期的な論文が発表されたのだそうで。
被験者にMRI(磁気共鳴画像検査機)に入ってもらい、ポジティブな言葉(「明るい」「誠実」など)を24種類、
ネガティブな言葉(「無価値」「不安な」など)を24種類見せる。
その時の脳の血流を見ると・・・ネガティブな言葉を見た時の場合、正常な人なら何ともないのだが。
うつ病患者の血流は上昇、脳が活発に反応するという。これは他人から責められた時に「自分はもうダメだ」と
思ってしまう脳の働きの現れなのだ。
これまで“詐病”的にうつ病の症状を訴えてきた“似非うつ病”の人も、この検査があれば見破られる!?
・考えるのがいいのかどうか
その上で、新たなうつ病治療法も提案されている。それが「行動認知療法」。
自分がうつ病になった原因を整理し、客観的に考え直してみるというものだ。
しかし。原因を考えれば考えるほど、さらなるドツボにハマりそうな気もするが・・・。