夢を賭けた戦い

今週の連続テレビ小説「つばさ」。
一昨日の10日、つばさ役の多部未華子ちゃんと「ウェルかめ」のヒロイン・波美役の倉科カナちゃんの
「ヒロインバトンタッチセレモニー」がNHK大阪で行われたらしい。
http://www9.nhk.or.jp/asadora/welkame/topics/topics011.html
「つばさ」の放送も、残り2週。ラジオぽてとの運命や如何に??
・それでも守りたいもの
ラジオぽてとの社員たちが次々に去り、残ったつばさちゃん(多部未華子)と真瀬社長(宅間孝行)は
2人で放送を続けるために奮闘する。
斉藤興業で働いていた黒服の部下たち(市山貴章阿部亮平)までもがマダム城之内(冨士真奈美)に
引き抜かれたのだ(経営難に喘ぐ斉藤興業を救おうとした、という面もあるが)。しかも!川越キネマの土地・上物
両方の権利を、城之内エンタープライズに譲渡してしまった!
マダムはラジオぽてとに立ち退きを要求し、真瀬社長はそれを断る。
その後。市民パーソナリティーとして来ている宇津木のおばさん(広岡由里子)の
光ファイバーより速い」噂話ネットワークから、衝撃の情報がもたらされた―
ラジオぽてとが「再開発に反対して不当に居座っている」という噂が流れ始めたというのだ。
・来し方を振り返り
マダムは川越キネマを取り壊し「川越物産館『夢の蔵』」を作ろうと計画していた。
千代ばあちゃん(吉行和子)は城之内エンタープライズに乗り込み、計画を止めさせようと直談判するが・・・
これまで商売一筋で結婚もせず子供もおらず、今は天涯孤独のマダムである。「後世に何かを残したい」という決心も固く、
譲る気は無いようで。
・今生の別れ
その千代ばあちゃんのもとに、久しぶりに葛城さん(山本学)が現れた。
若かりし日に二人が出会った頃、葛城さんが持っていた干菓子っぽい形の香炉を、形見として渡したいというのだ。
葛城さんは「家の事を正太郎(ROLLY)に任せ、海の見える所に家を借りて」暮らしているという。
・惚れてまうやろー!?
ラジオぽてとに対する圧力が強まり、頼みの市民パーソナリティーがどんどん辞めていく。
そこへ。翔太くん(小柳友)の母・佐知江さん(手塚理美)が助っ人に来て「賄(まかな)いオバさんの裏技料理」コーナーを
担当してくれた。
真瀬さんも、「城之内の息の掛かっていないスポンサー」を探して遠方まで営業活動に行く。
そんな彼をつばさちゃんは「出来る人みたいに見える」と、まぶしそうに見ていた。
おいおい、真瀬さんに惹かれてるのか?
・「恋してるわね」「真瀬さんに?」
マリバロン加乃子さん(高畑淳子)は「母さんを自由にしてやるべきだ」と思い、葛城さんの元へ行くよう説得。
しかし千代さんは「家を捨てるわけにはいかない」と言い張った。家を守るために初恋を捨てた自分の人生を、
今更否定できないというのだ。娘にも逃げられたしなー。
竹雄お父さん(中村梅雀)も「過去よりも、今幸せになるべきだ」と勧める。過去を振り切った人の言葉は説得力がある(笑)。
・仏壇の梅吉さん
葛城さんに残された時間を、一緒に過ごすべきかどうか。千代ばあちゃんが思い悩んでいると、どこからか
「『千日草の君』のところへ行くがいい」という声が・・・仏壇の写真から、梅吉じいちゃん(小松政夫)の
亡霊が飛び出してきたー!
じいちゃんはそのまま「家の中をいろいろ見たい」と、廊下へ出ていく。するとそこへ、何故かラジオのおっさん
イッセー尾形)が通りかかった。
あれ??
「見えるの?」
「見えるの?」
じいちゃんとおっさん、他人に見えない筈のお互いの姿が見えていて困惑する(笑)。
仰天プラン
家族の説得の末、千代ばあちゃんは葛城さんの暮らす家に行く決意をした。
玉木家は家族で記念写真を撮り、宇津木家も招いて盛大な送別会を開いた。
そこへ何故かマダム城之内がやって来た??
彼女は千代ばあちゃんとつばさちゃんに、ある提案をした―
「蔵造り通りの店をお譲りする代わりに、千代さんが女将に復帰しなさい」。
実は翔太くんから「甘玉堂がもともとあった、蔵造り通りの店舗が売りに出されている」という情報が来ていたところだ。
それが城之内エンタープライズに買い取られていたのだ。
おばあちゃんは家を出るのだ、という話をすると今度は「つばささんがラジオを辞めて、女将を継ぎなさい」と来た。
こうなると、マダムの私怨としか思えないな・・・。
蔵造り通りの店を取り戻すべきかどうか。家族会議の末、マダムの提案を断ることになった。
「甘玉堂は、どこにあっても甘玉堂のままだから」と竹雄お父さん。
・ホーロー看板だけは変わらない
そして。千代ばあちゃんが家を出て行った。
かつて加乃子さんが、つばさちゃんと知秋くんが家族と別れ、竹雄さんがつばさちゃんの声を聴いた、あの土手道の
野菜販売所の前で、おばあちゃんは家族と別れたのだった。
次週、川越キネマから最後の放送!さよならの時が迫る!