旅立ちの歌は「あなたが好き」

今週の連続テレビ小説「つばさ」。
ヒロイン・つばさ役の多部未華子ちゃんが、「人生初の白無垢姿」になることが発表されたらしい。
朝ドラといえば「ヒロインの花嫁姿」が出るのが、ほとんど恒例になっている。
「つばさ」に花嫁姿シーンは無いのか?と思っていたら、やっぱりあるようで。
つばさちゃんが嫁に行くのか?相手は翔太くんか?真瀬さんか?それとも浪岡さん(それは無い)??
それとも「瞳」(2008年)みたいに“夢オチ”“妄想”で終わる?
このシーンは今月24日(最終回の2話前)に放送予定。翌日には「両親の2度目の結婚式シーン」があるという
ネタバレが既に発表されており、母・加乃子役の高畑淳子さんが白無垢&ドレス姿を披露している。
・ところで
この日の放送後、「つばさ 挿入歌」「つばさ ROLLY」「つばさ あなたが好き」という
検索ワードから我が日記にお見えになる方が急増した。いい歌ですからねー。
「あなたが好き」はweb配信で購入できるらしい。買ってもいいけど、ipodとか持ってないから聴く機会もないや。
・崩壊の序曲
というわけで、本編です。
ケチケチ山@伸子さん(松本明子)が、ラジオぽてとを辞めて転職するという。
息子・隼人くん(下山葵)の中学進学に向けてお金がかかるので、現在の収入だけではやって行けないのだ。
つばさちゃん(多部未華子)は引き留めるが、真瀬社長(宅間孝行)は給料を上げられない。
実は。伸子さんの転職先は・・・川越キネマ買収を狙うマダム城之内(冨士真奈美)の会社!!
ラスボスがラジオぽてとに揺さぶりをかけてきた。
・見るべき程の事は見つ
さらに。浩徳さん(西城秀樹)も、川越を離れて旅に出ると言い出した。
斉藤興業は彼の部下・水村さん(市山貴章)と奥富さん(阿部亮平)、そして翔太くん(小柳友)に任せるという。
マリバロン加乃子さん(高畑淳子)はそのことを知っても「辛気臭いのは嫌がると思う」といって別れを見送ろうとしない。
実際のところは・・・せっかく仲を修復できた竹雄お父さん(中村梅雀)に遠慮しているのだ。
つばさちゃんは、加乃子さんが若い頃「深夜放送のラジオDJに憧れていた」という話を知り、ラジオの力を借りてみることを
思いつく。
・オレは消えるよ、ゲームは終わりだ
そして後日。つばさちゃんが斉藤興業を訪れると、ちょうど浩徳さんが旅立つ直前だった。
つばさちゃんから「招待券」を渡された浩徳さん、放送終了後のラジオぽてとに入ると・・・ラジオブースには
DJ.Kanonこと加乃子さんが入っていた。
外には放送されない、DJひとりにリスナーひとりという贅沢な番組「KanonのワンナイトDJ」だ。
“70年代の深夜放送”風(今やってる「オールナイトニッポン」の第2部あたりも、そんなに変わらない気がするが)の
番組原稿を読み上げ、ノリノリの加乃子さん。そんな彼女の姿に、浩徳さんも目を細める。
そして最後に、加乃子さんは浩徳さんへのメッセージを読み上げた。
「『かのこ』だから『カノン』って呼んだのかと思ったら・・・音楽のカノン(繰り返す旋律)のことだったのね」
そうだったのか!浩徳さんは彼女の性格を、美しい旋律になぞらえたのだ。
「死にそうなピンチの時には、何をおいてもかけつけるから」と加乃子さん。DJブースを出た彼女を、浩徳さんが抱きしめる。
浩徳さんは加乃子さんに、竹雄さんと幸せになるよう言い残して川越を後にした。
捨て駒にされるのか
マダム城之内の秘書に転職して以来、有能な仕事ぶりを発揮する伸子さん。
「本当に役立つかどうかは、これからよ」とマダム。どんな手を使う気だー!!
そんな中。浪岡さん(ROLLY)のもとに、病の床にある父・葛城さん(山本学)から一筆箋の手紙が届いた。
「お前はお前の道を行け」とだけ書かれた手紙―事実上の遺言である。浪岡さんは父の元へ戻って茶道の家元を
継ぐべきかどうか悩む。
・今更ながら
浪岡さんがそうして悩んでいると・・・つばさちゃんが伸子さんの件について「ラジオぽてとが家族だとするなら、
家を巣立つことは『おめでたいこと』なのかも知れませんね」と呟いた。前に進むために別れることも必要だ・・・と。
そこで!浪岡さんが自分の状況を打ち明けようとすると、それを遮ってロナウ二郎さん(脇知弘)が衝撃の告白。
元相方・ベッカム一郎さん(川島明)とコンビを再結成するため、ラジオぽてとを辞めたいと言い出したのだ。
つばさちゃんも引き留めるが、ベッカムさんの所属事務所も、二人を「全面バックアップすると言ってくれている」らしい。
こちらも“卒業”か・・・。
そしてますます、浪岡さんは「辞めたい」と言い出しづらくなるのであった。
・ラジオの男の七変化
浪岡さんから手紙を見せられた千代ばあちゃん(吉行和子)は、つばさちゃんに「浪岡さんをお父様の元に
帰してやって欲しい」と懇願した。
これ以上仲間が抜けるのは寂しい。しかし、それぞれの人生の道を邪魔するわけにはいかない。
その夜。ラジオのおっさん(イッセー尾形)が、金髪のカツラと黒マント姿で白いギターを持って出現。
ニセ浪岡である(笑)。
「迷ってる、ってことは・・・本心は『帰りたい』んだろな」。おっさんに指摘されて、つばさちゃんは浪岡さんに
ラジオぽてとを“卒業”して実家に帰るよう勧めることを決めた。
・私は忘れない、あなたが私に歌ってくれた歌を
つばさちゃんは、浪岡さんが聞いていたという“ラジオぽてと開局試験放送”を再現して、浪岡さんにメッセージを
伝えることを思いつく。
またしても「DJひとりにリスナーひとり」という、贅沢な試験放送である。
「気が付いたら、あなたのことが大好きになっていました。
人をいたわることを教えてくれた、あなたが好き」。

さすがに初めてつばさちゃんの前に現れた時には“ストーカー”“名画座の怪人”などと呼ばれた不気味な男だった。
しかし。お坊ちゃま育ちの品の良さと心優しい性格、そしてギター演奏と作曲の腕前を持つ彼は、ラジオぽてとにとって
かけがえのない仲間となったのだった。
その優しさがあるからこそ。実家のお父様@葛城さんの後を継いでもらいたい。
浪岡さんもその思いを汲んで、東京に帰る決心をした。
ROLLYさんを見られないのは寂しい
最後の日。浪岡さんはつばさちゃんのために、今一度「あなたが好き」の歌を心をこめて歌うのであった。
「きっとまたー会えるよねー絶対ー♪会えるーよーねー♪」おっ。エンディングをつけたのか(笑)。
次週、ラジオぽてと完全崩壊の危機!?ラジオぽてとに残ったつばさちゃんと真瀬さんが急接近??
そして今度は(玉木家のしきたりに則り)千代ばあちゃんが家出するー!?