わがまま大好き昭和のスター・山城新伍さん死去

俳優の山城新伍さんが、都内の老人ホームで誤嚥性(ごえんせい=食べたものが気管に詰まる)肺炎のため
亡くなっていたらしい。享年70。
先日亡くなった大原麗子さん同様、若い人(U-15ぐらい?)には山城さんのことを知らない人も居るかも知れない。
山城さんは東映ニューフェイスでデビュー後、子供向け時代劇「白馬童子」で人気者に。
その後、映像娯楽の中心が映画からテレビに移り変わる時代の中を生きてきた。
映画俳優や映画監督、「アイ・アイゲーム」(フジテレビ系、1979年〜1985年)「新伍のわがまま大好き」(ABC朝日放送
1987年)などバラエティー番組の司会として大活躍。
「アイ・アイゲーム」に登場した“穴埋め問題”の「××(チョメチョメ)」という言葉は、その後“伏せ字”の代名詞となった。
また女性関係が派手で、毎度ゴシップ記事のタネには事欠かず。元妻で女優の花園ひろみさんと結婚→離婚→また結婚→
また離婚するという、波乱の人生を送ったことでも知られる。
そんな彼も晩年は老人ホーム暮らし。持病の糖尿病と闘っていて「葬儀に元妻や娘を呼ぶな」と遺言していたそうで。
最近は口から物を食べるのが困難だったという―かつてCMをしていた「どん兵衛」すら啜(すす)れなくなってしまったのか。
ご冥福をお祈りします。