喪中はがき

我が家の郵便受けに、喪中はがきが一通来ていた。
ワテ宛なのだが・・・「誰だろ?」差出人の名前に見覚えがない。友達の誰ぞが、結婚して名前変わったのかな?

母 ○○ 享年六十三歳で永眠いたしました

という文面の横に、手書きで「母がお世話になりました」とある。
そのお母様の名前をよく見たら・・・ワテが元勤務先の会社でお世話になった、パートの事務職員のオバチャソだった。
うそー!亡くなったんか!63歳ってことは・・・ウチの実母と変わらんぞ。まだお若いのに。
喪中はがきの差出人は、一人娘であるお嬢さん。面識はないが、お母様に届いた年賀状を見て知らせてくれたのだろう。
ワテが勤務していた会社で、我々若手社員にとって母親のような存在であった。仕事の合間におバカな言動をしている我々を、
いつも温かく見守ってくれた人だった。
遅ればせながら、お悔やみ申し上げます。そして、お世話になりました。
それにしても。年賀状を出す知人友人の「身内に不幸がある」というのは珍しくなかったが・・・「ご本人が亡くなる」
というのは初めてだったりする。これから年を取ると、こういうことも覚悟しなければいけない。