ちいさな恋

今週のNHK連続テレビ小説「だんだん」。そろそろあの“美麗オープニングCG”についての解説があってもいいんじゃないかと。
河原町のライブハウス「ワイルドダック」で“シジミジルfeaturing夢花”が実現し、気持ちよく歌うことができた
めぐみちゃん(三倉茉奈)とのぞみ@夢花さん(三倉佳奈)。
さすがに舞妓姿で歌ったのはマズかったので、夢花さんは真喜子@花雪さん(石田ひかり)に「祇園の誇りはどこへ行ったんや」
と叱責される。
めぐみちゃんも忠さん(吉田栄作)に叱られるかと思いきや・・・「学業に差し支えのない範囲で音楽をやるのは構わない」。
と、プロのミュージシャンになることには反対しながらも「趣味」としてギターを弾くことは許したのであった。
・今週の悲鳴
“元・4人家族”は健太郎くん(木咲直人)ともども、「花むら」に戻る。
その健太郎くんがトイレに行った直後、階下から「きゃああああああ!」絹を引き裂くような乙女の悲鳴が!!
「泥棒ー!!」仕込みの美香ちゃん(伊藤麻衣)が、健太郎くんを不法侵入者と勘違いしたのだ。
そりゃそうだ。美香ちゃんは健太郎くんが家出で「花むら」に来ている件を知らされていなかったのである。
ガラの悪い金髪の兄ちゃんが置屋に居るとは、誰も想像しないだろうし。
事情を説明された美香ちゃんはひと安心。「でら間違ってまったがねー」名古屋弁丸出しになってしまうのであった
・・・って、名古屋人だったのか。
結局。松江に連れ戻された健太郎くんは、相変わらず不登校状態。そのかわり、石井夫妻(阿南健治河合美智子)に
借りた交通費を返すため、髪を黒に戻して「石井酒造」でアルバイトを始めることになった。
・「芋たこ」の老家政婦です
めぐみちゃんは老人ホーム「琥珀苑」の面接へ。家出騒動のせいでドタキャンを余儀なくされた面接の、やり直しである。
施設長の高林さん(辻沢響江)は「介護福祉士の勉強に役立つと思うなら、今すぐ帰ってちょうだい」と言う。
ここで仕事をする以上は、勉強ではなく“介護のプロ”として真剣にやってもらいたいというわけだ。
こうしてめぐみちゃんの介護ボランティア生活が始まった。
入所者である老婆・薮田さん役で、松竹新喜劇出身の名女優・西岡慶子さんが登場。“ちょいワルばあさん”役を
やらせたら、右に出るものはない(笑)。
・タンバリンは最低やな
石橋さん(山口翔悟)は「ワイルドダック」で撮影された“シジミジルfeaturing夢花”の映像をサリーミュージックに持ち帰る。
そして上司・竹中部長(円広志)に見せたところ・・・「双子をそのままデビューさせたい」とゴーサインが出た。
しかし「祇園は恐ろしいところやぞ」と、竹中部長は釘を刺す。
・先走り過ぎた代償
その頃。久乃さん(藤村志保)は、石橋さんの強引なスカウトぶり(と、ライブハウスでの件)を雅堂の北島社長
田中猛雄)に報告。雅堂はサリーミュージックに取引停止を通告してきた。
Miyabidoのゲーム音楽が売上の50%を占めているサリーミュージックとしては、死活問題である。
石橋さんは祇園に出入り禁止を食らってしまった。祇園って本当に恐ろしい・・・。
・推奨される
夢花さんは「黒髪」の舞の稽古に没頭していた。しかし、心の中に石橋さんへの心配と思慕があることを、花雪さんに
あっさり見抜かれてしまう。「石橋さんのことが好きなんどすな」。
恋をすれば、艶っぽくなれる。ただし「恋は心の中でするものどすえ」。その思いを、心の中に閉じ込めてこそ。
さすが京の女。名言だ(笑)。
・慰問専用バンド!?
一方、めぐみちゃんは「琥珀苑」でのボランティア活動に勤(いそ)しんでいたが、どうも馴染めずにいる。
そこで。シジミジルの康太くん(久保山知洋)は「琥珀苑」でライブ開催を提案。
松江の時と同様、懐メロライブで大盛況!歌う喜びをかみしめるシジミジルでありました。
シジミジルの3人にとって、音楽はまさに「一日一杯のしじみ汁」と同じ。生活に欠かせない、食事と同じなのだ。
・引き寄せられる人々
厳しい稽古に明け暮れる夢花さんに、一条のお祖父ちゃん(夏八木勲)は夏休みをプレゼントすることにした。
一緒に温泉旅行でもしよう、というのである。
その頃。サリーミュージックでは別のトラブルが発生。松江のチャコさん(六子)が、別の音楽事務所からの引き抜き交渉を
受けているというのだ。
その引き止めのため、石橋さんも松江へ。その際、夢花さんに「『夏休みには松江に居る』と、めぐみちゃんに伝えて欲しい」
と連絡を入れた。
が。夢花さんはめぐみちゃんにその事を話さずに居るのだった。そして「松江に行きたい」と一条のお祖父ちゃんに申し出る。
・その名を聞いて動揺する
夢花@のぞみちゃんが夏休みをとるということで、めぐみちゃんも松江の花火大会に合わせて帰省することに。
というわけで「琥珀苑」に夏休みを申請。松江に行くことを告げると
小泉八雲が有名よね」と高林さん。小泉八雲、ということは・・・観光協会のヘルン先生(曾我廼家八十吉)と
何か繋がりがありそう!?これは伏線なのか??
レッドクリフ
一条のお祖父ちゃんが、松江の田島家に挨拶に来た。めぐみちゃんの“実の祖父”出現に、そば爺@邦治さん(石倉三郎)も
複雑な心境である。誰か、正子ばあちゃん(宮田圭子)に燃料(=酒)を。
両家とも再会を喜び合い、18年間のわだかまりを解消する。
双子姉妹は一条の呉服店で仕立ててもらったお揃いの浴衣に身を包んで、宍道湖へ。そこで石橋さんに会う。
「自分の故郷である知夫里島(ちぶりじま)を思い出す」と石橋さん。実は彼も島根県の出身だったのだ。
隠岐の島のひとつである知夫里島には「知夫の赤壁」という絶壁があり、そこの波音は母親の胎動に似ているというのだ。
その石橋さんは、何故故郷を捨てたのか。次週、衝撃の過去が明かされる。
・今週の歌姫
住宅への火災報知機設置が義務付けられ、メーカー各社がテレビCMを流している。
その中で。防犯・防災用品大手である能美防災の家庭用火災報知機「まもるくん」のCMで、「だんだん」
“松江の歌姫”チャコ役でご出演中の歌手・六子さんの歌声を聞くことができる。
「だんだん」放送開始前から(我らが地方では)CMやってましたっけ。もっとじっくり聴きたいところではあるが。