弟よ、妹よ

今週のNHK連続テレビ小説「だんだん」。今回は健太郎くん(木咲直人)の家出と、シジミジル再結成のお話。
・今週の爆死
めぐみちゃん(三倉茉奈)が入学した学校・京都洛北大学。一般教養の授業中、教室の後ろの方に居る学生は
授業なんぞ聞かずに遊んでいる。
と。めぐみちゃんの隣席に、背の高い女の子が座った。「日本の大学生はおかしい。勉強しに来てる筈なのに」と
嘆いている。
彼女の名はイーリンちゃん(チェン・チュー)。中国・上海からの留学生だという。
出身地を聞かれためぐみちゃんが「松江から来た」と答えると、イーリンちゃんは
「マチュエ?それ、どこの国?」。
・・・外国人留学生と間違われた(爆死)。あ、いや、日本人の中にも、松江市の位置を知らない人は多いですけど。
・サボってる場合じゃない
一方。のぞみ@夢花さん(三倉佳奈)は、都をどりの日にめぐみちゃんが石橋さん(山口翔悟)と一緒に居たのを見て以来、
自分の人生と双子の姉の人生の“差”を実感するようになっていた。
その後めぐみちゃんから大学の話を聞くうち、若者の生活に興味津々の夢花さん。
そんな夢花さんを、めぐみちゃんは思い切って大学へ連れて行く。
サークル勧誘で賑わうキャンパス、広い講堂、気持ちいい芝生の庭・・・見るものすべてが新鮮に映った。
周囲の学生は舞妓さんの出現に、ひたすらビックリしていたが(笑)。
・とりかえばや再び
ある日。真喜子@花雪さん(石田ひかり)たちが大阪へ出かけるというので、めぐみちゃんも同行。
一緒に行く筈だった夢花さんだが・・・風邪で熱があり、動けないのでお留守番。
実は体温計を加熱して、仮病を使ったのだ。
花雪さんたちが居なくなったのを見計らい、夢花さんはめぐみちゃんの服を着て外出。向かった先は洛北大学(笑)。
めぐみちゃんは「恵まれ過ぎている」。しかし、のぞみちゃんにも「望みを叶える力」が備わっているようだ。
しかし、帰ってきて「芝生の草が付いている」ことで、脱走があっさりバレたのだった。
久乃さん(藤村志保)が懸念している「変な影響」が、そろそろのぞき始めた。
・夢をなくして
その頃、松江では健太郎くんが金髪ヤンキー化!学校をサボり、ついには夜の街で喧嘩に巻き込まれて警察のお世話に。
迎えに来た父・忠さん(吉田栄作)が説得するも、健太郎くんの反抗的な態度は直らない。
父はかつて、ボクサーを目指して松江を出た。その父が、姉・めぐみに「音楽をやめろ」と言ったのは納得いかないというのだ。
「姉ちゃんの歌が聴きたい・・・」それが弟の本音だった。
ヤマタノオロチが二股かけて
そのめぐみちゃんを歌手デビューさせるには―音楽を続けさせるには―どうしたらいいか。石橋さんは、新たな作戦に出た。
一度は「必要無い」と断じたシジミジルを再結成させ、めぐみちゃんもろともデビューさせようというのだ。
康太くん(久保山知洋)が「オレはスサノオノミコトとなって、クシナダヒメを守る」という置手紙を残し、
京都へ行ってしまった。残念ながら勝ち目は無いぞ、スサノオ康太。
そして俊くん(東島悠起)も、京都で浪人生活を送ることにしたという。
やめとけー。双子姉妹がデビューしたら、お前らきっとサリーミュージックに捨てられるぞ。
ライブハウス「ワイルドダック」に呼び出されためぐみちゃん、康太くんと俊くんの出現にビックリ。
・雑念を払って
石橋さんの説得に、双子姉妹の気持ちが揺れ動いていることは確かである。
己の道に専念するため、めぐみちゃんは勉強を兼ねて老人ホームの介護ボランティアに応募。
夢花さんは来年の襟替え(舞妓から芸妓になる)を前に、「黒髪」の舞を稽古することになった。
そんな中。松江では健太郎くんが失踪!家族はうろたえるが、酒屋の石井夫妻(阿南健治河合美智子)が「健太郎くんが
『京都に行きたい』というので、交通費を出した」と証言。忠さんが連れ戻しに行くことに。
・家族写真か?
めぐみちゃんのギターを持参して、祇園に来た健太郎くん。「花むら」を訪ねると、下足番の徳さん(多賀勝一)に遭遇。
徳さんは、祇園に不似合いな金髪の青年を一瞥し「おいでやす。田島はん」。知ってたんか。
戻って来ためぐみちゃん、健太郎くんに帰るよう説得するが・・・健太郎くんはまた出て行ってしまった。
健太郎くんが向かった先は「ワイルドダック」。そこには石橋さんと夢花さんも、食事をした帰りに来ていた。
・ウチやったら歌うのに
ステージはいよいよ、シジミジルの出番。康太くんと俊くんはめぐみちゃんを呼ぶが、頑なに拒否される。
そこでステージに上がったのが・・・夢花さん!舞妓さんのボーカルに、場内のボルテージは上がる。
こうなると、めぐみちゃんも歌わないわけにいかない。健太郎くんからギターを受取り、「赤いスイートピー」を熱唱!
シジミジルfeaturing夢花、松江城ライブ以来の実現!
そして。その歌声を、それぞれの子供たちを連れ戻しに来た忠さんと真喜子さんも聴いていた―
ある意味、一番聴いてほしい人が。
次週、あの“一発屋の帝王”がゲストで登場!?