誰に誘われたわけじゃなく

今週のNHK連続テレビ小説「だんだん」。めぐみちゃん(三倉茉奈)が大学に合格、京都での生活が始まりました。
「花むら」の久乃さん(藤村志保)は「舞妓と普通のお嬢さんが一緒に暮らす」ことを、いろいろ懸念しておられますが・・・
果たしてどうなるか。
めぐみちゃんの生母である真喜子@花雪さん姐さん(石田ひかり)は、一緒に居られなかった18年分を取り戻すように
あれやこれやとめぐみちゃんの世話を焼く。仲のいい母と姉を見て、のぞみ@夢花さん(三倉佳奈)は軽く嫉妬。
「舞妓になって“母娘”ではなく“芸妓さんと舞妓さん”になる」のは、自分で選んだ道。とは言え、うらやましい。
ツンデレの王道
めぐみちゃんの携帯に、石橋さん(山口翔悟)から「会いたい」というお誘いが。
口では嫌だ嫌だと言いながらも、ちょっと浮足立ってるめぐみちゃん。夢花さんは、それを敏感に察する。
めぐみちゃんと石橋さんは、京都市内をぶらぶらと歩く。
ふたりが一緒に居る所を、涼乃さん(木村文乃)に目撃され「夢花さんが若い男の人と一緒やった」という噂が祇園を駆け巡る。
そりゃー同じ顔してりゃ、間違われもしますわな(笑)。めぐみちゃんは厳重注意を受ける羽目に。
・子役の方が良かったんでは
京都は「都をどり」の初日を迎え、めぐみちゃんも入学式の日。松江から嘉子お母さん(鈴木砂羽)もやって来た。
めぐみちゃんは嘉子お母さんに、どうして忠さん(吉田栄作)と結婚したのかを訊ねてみた。
忠さんが中学を卒業し、ボクサーを目指して大阪へ旅立つ日。幼馴染で2年先輩にあたる嘉子ちゃんは駅に駆けつけ、
彼を見送った。
その時、嘉子ちゃんは確信したという―「この人は、きっと私のところに帰ってくる」と。
その場面の再現シーン・・・嘉子お母ちゃん17歳の姿も、鈴木さん本人。京都の忠さんと花雪さんの過去の場面もそうだが、
これも無理がある(笑)。
・「夢花」じゃなかったら
「花むら」のお座敷に、また石橋さんが現れた。今回は「どうして姉妹が離れ離れになったのか」ということを聞き出す。
「ウチが、泣いたからどす」夢花さんは生後半年の頃のことを話した―両親の離婚の話し合いの時、たまたま泣き声をあげて
母・真喜子さんに抱きあげられた自分が、そのまま引き取られたのだ。
その後は祇園の世界を見て育ち、自分も舞妓になることが当たり前だと思ってきた。
それを聞いた石橋さんは「君が、めぐみちゃん(=松江の高校生)だったかも知れない」と言い出した。
もしその時、泣いていなかったら。自分を引き取ったのが、お父さんだったら。
この一言で生まれた“己の人生への疑問”が、後々のぞみちゃんの胸中で大きくなっていく。
・敵は同性だ
石橋さんはめぐみちゃんを誘い、一緒に「都をどり」の舞台を見に行く。
花雪さんや花鶴さん姐さん(京野ことみ)の華麗な舞を見て、改めて感動するめぐみちゃん。
一方。夢花さんが出番を待っていると、涼乃さんがやってきて「お姉さんが男の人と一緒だった」と伝える。
相変わらず、いけずどすなー。舞台に立った夢花さん、客席に二人の姿を発見して気が気でない。
石橋さんのことが気になる、というよりは。「自分が大学生として、自由な生活をしていたかも知れなかった」
という事の方が気になっているようで。
・妹よ、弟よ
夢花さんが出番を終え、二人の所にやって来た。そして単刀直入に
「石橋さんは、めぐみのことを好いてはるのどすか」。
きたー!「双子で同じ人を好きになる」設定!これもベタですけど、欠かせない要素。
双子の愛憎劇というと、最近「花衣夢衣」(東海テレビ/フジテレビ系)という昼メロドラマがありましたが。
マナカナは吉田姉妹を超えられるか(違)。
次週。健太郎くん(木咲直人)が金髪ヤンキー化!?「弟よ」(歌:内藤やす子)さながらに、弟は孤独を深めていく。
・自己責任で
今週の「土曜スタジオパーク」は大阪放送局からの生放送。マナカナがゲスト出演し、「だんだん」の撮影裏話を語る。
双子を翻弄する罪な男(?)石橋友也役・山口翔悟さんからも、メッセージがありました。
そして。「だんだん」エンディングの双子写真コーナー「ふたごでバンザイ」が、いよいよ写真の一般募集を開始する
(双子のお子様を持つ親御さんから「応募したい」という声が多かったそうで)。
応募要項はNHKの朝ドラ・オフィシャルサイトまで。注意事項(個人情報の扱いなど)がいろいろあるのだが・・・
最後の一文がまたスゴい。

応募作品について、第三者との間に紛争等が生じた場合、
応募者本人が自らの責任において当該紛争等を解決してください。

何の紛争でしょうか(滝汗)。