ありがとう20周年!ナイトスクープ名場面

探偵!ナイトスクープ」(ABC朝日放送)20周年記念スペシャル「グランドアカデミー大賞」が今日、この地方でも放送された。
1988年3月の放送開始から、実に20年となった長寿&高視聴率番組。その中から「グランドアカデミー大賞」に選ばれた名作VTR
全7部門52作品を、一挙公開する豪華版だ。
今日の昼間の「おもいッきりイイテレビ」(日本テレビ系)の「今週流行った言葉たち」コーナーで「探偵ナイトスクープ」が
ランクインしていたので、先週の関西の放送がかなり好評だったのだろう。実際、面白かったです。
DVDにダビング保存する代わりに、このブログに内容をメモしておこうと思う。
・Curious Cube
5月23日。授賞式は大阪国際会議場グランキューブ大阪で行われたらしい。ABCホールじゃないのか・・・そういえば、
もう新社屋に移転してるんでしたっけ。
西田敏行局長、岡部まり秘書、キダ・タロー最高顧問、ルー大柴顧問、田丸麻紀顧問、そして7人の現役探偵たちが登場。
そしてスペシャルゲストとして、つんく♂さんが登場(後に、彼がやってきた理由が明らかになる)。

科学ドキュメンタリー大賞

「コーラとラムネ菓子で大変なことに」(2006年)炭酸が膨張して泡が大噴出!真似しないでください!
「一番痛いトゲは何?」(2007年)栗、サボテン、ウニ、ハリセンボンのうち最強はどれ?
「おならは燃えるか?Part1」
「おならは燃えるか?Part2」(1990年)初期の頃の傑作。体を張って、エネルギー問題に一石を投じた!?
間寛平探偵の肛門呼吸」(2000年)追い込まれると肛門で呼吸できる、という寛平探偵だったが?
「爆笑!お酒が大爆発」(2003年)いわゆる「活性酒」がシャンパンのように噴き出す・・・というより大爆発する。
「謎の爆発卵」(1993年)DVDにも収録された傑作。これ以降「電子レンジで卵を加熱してはいけない」というのが常識に。

超人大賞

「もの凄いマジックのおじいちゃん」(2000年)
「97歳のマジシャン」(2003年)入江光雄さん
剣を刺すマジックで、刺される箱の中の人が「痛い」と叫んでいた(汗)。
「キョーレツな寝言を言う父!!」(1992年)馬杉諭さん
寝言で歌う「変なおじさん♪」それはあんたやー!
東尋坊のドリャーおじさん」(1989年)斎藤靖夫さん
福井・東尋坊の断崖絶壁から、ドリャー!と叫びながらダイブする名物おじさん。
「納豆になりたい少年」(2006年)上野絵真くん
納豆大好き少年の夢をかなえるため用意されたのは「納豆風呂」!
「笑い上戸の少年」(2006年)伊藤暢宏さん
笑いのスイッチ入りっぱなし!まさに人間笑い袋!
「爆笑!人間パラダイス」(2004年)金子信義さん
自称“富山のエジソン”。元祖人間パラダイス。
「爆笑!?人間パラダイス」(2005年)
「人間パラダイス河本くん再び」(2006年)河本健斗さん
よくもまあ、こんだけアホなことを考え付くな・・・という彼も、超人の域に。
「ネコを呼び止める」(2006年)
「野々山さん再び!?」(2007年)
愛知の人間パラダイス・野々山さん。超人芸や密室芸を次々に披露。
「マネキンと結婚したい」(1997年)長崎千賀さん
酒造会社に飾られていた美男子マネキン「フォーマルハウト」に恋してしまった依頼者。倉庫に並ぶ無数のマネキンの群れから
一発で“最愛の男”を見つけ出した場面は驚愕もの(おい)。念願叶い、結婚式を挙げるに至った。
会場には依頼者本人が出席、その後のことを聞くと・・・何と半年で破局、生身の人間の男性と“再婚”したとのこと。
いいじゃないの幸せならば

音楽大賞

「アノ曲でフィーバーしたい」(2005年)仏間にミラーボールを持ち込み、ご先祖様の前でフィーバー!そして部屋を破壊(汗)。
岸和田駅前の信号機」(1989年)“音痴な信号機”として有名。「とおりゃんせ」の音階がコロコロ変わる。
絶対音感を持つ人が聴いたら、卒倒することだろう。
水戸黄門のテーマソングは何にでも合う?」(1995年)バレエの踊りにも神主の祈祷にも、あらゆる生活の場面にも、
なぜかフィットする。史上最強のBGM?
「謎のカラオケ機」(2004年)家庭用カラオケ機で100点満点を連発するおばあちゃん。音程がぐちゃぐちゃなのに何故?
「ホーミーを極めたい」(1993年)モンゴルの民謡・ホーミーの歌唱法をマスターしたいという依頼者。そこにモンゴルを
代表する実力のホーミー奏者が来て、素晴らしい演奏を披露。
「ドラマーの頭を押さえたら」(1995年)ヘビメタバンドのドラマーがヘッドバンギングをしているところで、その頭を
押さえつけたらどうなるのか・・・?
タケモトピアノCMの謎」(2001年)“子供が泣きやむCM”という効果を実証、CD化されるまでになった。ヒジョーに嬉しいー!
「養老の星・幸ちゃん」(2006年)「NHKのど自慢」でシャ乱Q「ズルい女」」「いいわけ」を歌ったおじさん「幸(こう)ちゃん」。
一度見たら忘れられないインパクトで、一躍スターに。
会場では、幸ちゃんがつんく♂さんの前で十八番「ズルい女」「いいわけ」を熱唱!スペシャルライブが実現した。

スポーツ大賞

ここからスペシャルゲストが格闘家・武蔵さんに交代。
「競泳+暗算??日本一決定戦」(2006年)暗算10段vs自由形日本記録保持者。あり得ない異種格闘技戦となった。
太極拳は戦える憲法なのか?」(1992年)ゆっくり動いているように見えて、隙がない。太極拳、恐るべし・・・!
「父はボクシングの元チャンピオン!?」(1991年)真偽を確かめるべく、息子は父に挑んだ。元プロボクサーの
トミーズ雅探偵が担当。
「世界最強?徳田流格闘術」(1999年)自己流の(というより、喧嘩殺法っぽい?)格闘術に自信がある、という兄弟の
挑戦を受けてくれたのは・・・ありし日のK-1チャンピオン、故アンディ・フグ
「怖いものに追われると速く走れる?」(1994年)陸上選手・新井初佳さんの協力による実験。100メートル走の際、後ろから
変質者に扮した桂小枝探偵に追いかけてもらったところ・・・見事にタイム短縮。その後彼女は、200mで日本記録を樹立。
「野球部に入りたい女子大生」(1990年)元・阪急ブレーブスアニマル・レスリー投手が登場、女子大生を熱血指導。
ついでに。小枝探偵扮する、ちゃぶ台親父“星十徹”をボコボコにした(汗)。
プロ野球入団に挑戦」(1992年)アニマル&星十徹、再び。プロ野球の入団テストを目指す男性を指導する筈だったが・・・
悪天候のためアニマルは「こんな日に練習するとケガをしやすいので、中止しなさい」と伝えるべく、またも星十徹を暴行。
「世界一のスピードを体感」(2005年)水泳の世界記録というのは、どれだけ速いのか?それを体感したいという依頼者を
プールの中でロープで引っ張って実験。今であれば、ついでに「レーザー・レーサー」を装備すると効果的かも。
担当した松村邦洋探偵も、体感してみたら・・・水圧で「パンツ脱げた」。

名誉大賞

ナイトスクープ」番組史上、多大なる貢献をした人物を讃える賞。その人物とは・・・
元TEC日調辻学園料理専門学校教授(にして、現「ナイトスクープ」西田探偵局顧問)林繁和さん!
本職は製菓専門だが「ナイトスクープ」では、どんな食材でも(例え「人間の食べるものではない」という物でも)
見事に調理してみせる腕利きの料理人。その“伝説の料理”の数々をプレイバック。
「母乳でケーキ作り」(1994年)
記念すべき初依頼。搾りたての母乳で、「プリンプリン」「チチコッタ」「シルバーボインパンケーキ」を作り上げた。
おっぱいについて「お嫌いですか?」と訊かれて「お好きです♪」と、やすきよ漫才のギャグで返答した林先生―
後年、その西川きよし師匠の愛娘・西川かの子さんと再婚することになろうとは。
「靴を食べたい!」(1995年)チャップリンの映画のドタ靴は、本当に食べられるのか?無理でしょうと言う清水圭探偵の
挑発に乗った林先生、フェラガモの高級靴を調理。
ジャンボタニシの卵」(2002年)田んぼに増殖する、謎のピンクのブツブツ―ジャンボタニシの卵は食べられるのか?
泥臭いので「気の毒なスパゲッティー」や「申し訳ないタルト」になってしまった。
「食べられるラーメン鉢」(1996年)ラーメン鉢のみならず“食べられる箸”や“箸置き”まで作ってしまう凝りよう。
「巨大シジミを料理する」(1995年)服部緑地で巨大シジミ発見!?単なるドブ貝やんか!
・・・ワテ個人的には「懐かしのママレンジ」(1996年)も入れて欲しかったところだ。

動物大賞

「消えた数万匹のヤドカリ」(1998年)ヤドカリの産卵を見るべく、鹿児島県徳之島へ。
半端なくおびただしい数のヤドカリに加え、ウミガメの産卵にも立ち会うことに。生命の神秘を収めたVTR。
「壁が甘〜い?」(?年)壁にできたシミをなめてみると、なぜか甘い味が。天井裏に巨大なミツバチの巣が!
「屋根裏の巨大生物」(1998年)屋根裏から謎の足音が・・・その正体は寄生したムササビ!
「カマキリのお尻から?」(2003年)カマキリに寄生する細長い寄生虫ハリガネムシに驚愕!
「砂浜に謎の棒?」(2004年)砂浜に立つ棒きれの正体はマテ貝。採って楽しい、食べて美味い。
「恐怖の必殺パンチ」(2001年)シャコが水槽のガラス板を割る!?驚異の破壊力に一同唖然。信じない人には
デコピンならぬシャコピンを!
「咬みつく犬と散歩」(2002年)足に咬みつく癖のある愛犬。ドッグトレーナーの指導の下、訓練は成功するか?
カメムシと文さん」(2002年)「カメムシを見たことが無い」という人に、カメムシの臭いを体感してもらう!

大阪人大賞

ナイトスクープ」の本当の主役、それは関西の人々!特に「大阪人」!彼ら無しに、この番組は成り立たない。
探偵の皆さんは行く先々で、必ずと言っていいほど強烈な大阪人に遭遇している(汗)。
ここで何と、スペシャルゲストとして橋下徹大阪府知事が登場!ご多忙な中、ご苦労様です。
大和川ボート通勤」(1996年)奈良県の自宅から大阪の会社まで、電車と川下りのどっちが早いか?
「坊さんが屁をこいた」(2000年)でも実際は坊さんが屁をこくところなんて見たことない・・・。そこでお坊さんが
全面協力、宗旨宗派を超えて続々集結。芋食うて全力で屁をこいた!
ピンクレディーの街」(2001年)30代以上の女性は、ピンクレディーの歌の振付を踊れることを実証!
「『愛してる』と言って」(1998年)仕事中に夫に突然電話して「私のこと愛してる?」と言ってくれるかどうか実験。
無理矢理言わせた大阪のおばちゃんが強烈。
「能勢の昔の恋愛」(1996年)昔の恋愛事情についてインタビューしていたところ、強烈なおばちゃんを発見。
結婚前の男女交際も離婚も許されず、不満をぶちまけた末の捨て台詞は「そんな始末や」!
会場にはピンクレディーを踊った女性たちも出席。橋下知事も「元気ですねー、大阪は」と絶賛。
大阪から日本のテレビ界の最先端を走り続けてきた「ナイトスクープ」。最後に、西田局長の「次の10年、20年頑張ります」
という言葉で締めくくり。今後も期待してまっせー!