ムーンリバー

NHK連続テレビ小説芋たこなんきん」。
今週は町子さん(藤山直美)の秘書・矢木沢純子さん(いしだあゆみ)の災難のお話。
・不名誉な大阪名物
町子さんの担当編集者さんが出張のため、代わりに北野さん(RIKIYA)という若い編集者が来た。
純子さんは町子さんの原稿を投函しに行く途中、ひったくりにバッグを盗まれる。
責任を感じた純子さんは、それ以来精神的に落ち込んだ状態に。更年期障害も重なっているのでは、と
晴子先生(田畑智子)も心配する。
北野さんはそんな純子さんを励まし、心の支えになる。
・不審な男
そんな折。徳永家の前に、不審な男がうろついていた−下世話スキャンダル週刊誌
「週刊ウォッチャー」の井村記者(郄川裕也)だった。
流行作家・花岡町子の周辺に何かネタが無いかと、探っているらしい。
週刊誌って、この時代からそんなに変わっとらんな。
・九州から急襲
九州に住む純子さんの父・久米夫さん(米倉斉加年)が、大阪の友人を訪ねるついでに
徳永家にやって来た。
が。徳永家を出た後、久米夫さんは行方不明になってしまう。純子さんが探しに行くと、
何と久米夫さんは心筋梗塞で倒れ、病院に担ぎ込まれていた!
・週刊誌の文法
町子さんも病院に駆けつけたが、そのせいで池内先生(板尾創路)の出版記念パーティーに遅刻してしまう。
後日。「週刊ウオッチャー」に、衝撃的な記事が書かれていた−
「花岡町子・先輩作家との確執!」池内先生のパーティーに遅刻したことを非難し、
当日急いでいてテレビの取材を断ったことを「都合の悪い取材からは逃げる」などと、
かなり悪く書かれている。
噂の真相
井村記者は以前、他の出版社の週刊誌で記者をしていた。ところがある時、化粧品会社の
不祥事を探っていて名誉毀損で訴えられ、当時の出版社を首になった。
そのときの化粧品会社の広報部に勤務していたのが、純子さんだったのだ。
今回の町子さんのスキャンダル捏造記事は、純子さんに対する逆恨みからの嫌がらせだった。
そんなことして楽しいか・・・?
・ネズミだらけの街で
そして。他にもいろんなところで強引な取材や捏造記事を書きまくっている井村記者に、
恐喝の罪で逮捕状が出された。それ以後、井村記者が現れることは無くなった。
映画「ティファニーで朝食を」のシーンになぞらえて「ネズミは全部追っ払いました」と北野さん。
「大阪が好きになりました」そう言い残して、北野さんは東京へ帰っていった・・・。
・これからも女ふたり
父親の看病のため、また今回の失敗の責任を取るため「秘書を辞めたい」と申し出る純子さん。
しかし町子さんはそれを引き止めた。「手紙書こうと思ったんです。得意技を使いましてね」。
でも純子さんとの思い出ばかりが浮かんで、冷静に手紙を書けない町子さんは新刊本
「女ふたりつれづれ日記」を純子さんに渡す。
その中の「花岡町子・年表」を見ると・・・『1967年10月 矢木沢純子と出会う』の文字が。
「あなたと仕事始めて、12冊目の新刊本です。13冊目も付き合うてください」。
そうです。純子さんは町子さんの元を離れてはいかん。
・今週のゲストキャラ
イケメン編集者・北野役を演じた俳優・RIKIYAさん。昼メロドラマ「危険な関係」(2005年、
東海テレビ/フジテレビ系)で演じた“危険な男”とは対照的な役柄である。
一方、怪しさ満点のスキャンダル週刊誌記者・井村役の高川裕也さん。
三重県四日市市のご出身(このドラマには珍しい、近畿地方以外の人)で、2時間ドラマでもよく見かける。
どこかで聞いた声、と思ったら・・・テレビ東京系「カンブリア宮殿」のナレーションの人だった。
・来週もスペシャルなゲストが
来週は一気に、21年後(平成3年=1991年)の大阪へ。
「ぐっさん」ことDonDokoDon山口智充さんが、大学病院の医師役で登場します。