12・23、ファン感謝デー

フジテレビ721ゲームセンターCX」1週遅れで見ました。
今回は昨年12月23日に東京・一ツ橋ホールで開催された「ゲームセンターCX・ファン感謝デー」の模様を
・度胸が試される
タニーこと音響の谷澤宗明さんも、物販コーナーで頑張る。
そして有野課長も、控え室で練習・・・緊張のせいか、うまく操作できない。
「イベント違うやん!舞台やん。ドキドキする」。
・実話を忠実に再現
そして開演時間。ゲームセンターCX収録現場のセッティングの様子が再現される。
技術・須田ちゃんの「やる気の無さそうなセッティング」、カメラマン阿部ちゃんとCA府川さんの
元ヤン&純朴青年コンビの元に、電話が入る・・・
「おはようございます。井上です」イノコMAXこと、AD井上だ。「すいません、寝坊しました」遅刻か!
・主役登場
イノコMAXが最終準備を整え、あの男がやって来る−神に選ばれしゲーマー・有野晋哉
650人の大観衆に迎えられ、我らが有野課長が登場!
今回は史上初の「有野の“生”挑戦」。使用されるソフトは「マイティボンジャック」!
前回挫折した「ステージ12・通路面」から、残機33(イノコMAXが増やしておいた)でゲームスタート
・・・あれ?
緊張のあまり「なかなかスタート押されへんね」。
マイティボンジャック・スタート!!」
ナレーターさんの声に脅され、やっとスタートボタンを押す。
一ツ橋ホールに集まった人々も、手に汗握って固唾を呑んで見守る。
今回集まった人も、いつもテレビの前でハラハラドキドキしてるんだろうなー。
・お客さんも一体化
王家の部屋に入ると「ワープ!」「セーブ!」いろんな声が飛んでくるので、拍手の大きさで決める。
わずかにセーブの拍手が多い。「これはあきらかにオレのテクニックを信用してない、ってことやな」。
「ワープ狙いつつのセーブ!」と叫ぶ声。
「採用!」ワープを狙いつつ、状況次第でセーブに切り替えるという作戦。
途中でイノコMAXに交代するが・・・こちらも緊張のせいか精彩を欠き、ステージ13を突破できない。
・意外なプレッシャー
「ここらで空気を入れ替えようか」と有野課長が“あの男”を呼んだ。そう!
ゲームセンターCXのエース・元AD浦川である!
「1機やらしてもらってもよかですか」。
ステージ13通路面は難なくクリアするも・・・王家の部屋でミス。
「3人とも緊張するとはなー。まさかの展開や」有野課長の指示で、一呼吸置く。「17年間、
舞台に慣れてた筈やのに・・・共演者でこんなにお客さんにのまれるとは」。
有野課長、手に「人」の字を書いて飲む。「客席(にお客さん)いっぱいおるから、全部高橋名人やと思おう」。
ゆとり世代からファミコン世代まで
浦川有野課長も奮闘するものの・・・ステージ13で足止め。残機数も半分を切ったところで
「有野さん。ここはひとつ、新たな助っ人を募集してはどうでしょうか」との声が。
客席の中から、「マイティボンジャック」の腕前に自信があるという人に挙手をお願いする・・・
何人か舞台に上がってプレイしてもらうことに。が!誰一人としてステージ13の王家の部屋を突破できない。
「今日のお客さんそんな信用ならんから、井上頼むわ」。結局イノコMAXに交代。「みんな、ひやかしで来るんやもん」。
・このままでは終われない
イノコMAXも王家の部屋を突破できず、有野課長にスイッチ。おでこに冷却シートを貼り
「コレ貼るとテクニックが3上がる、とかあったらいいのにな」。
よく見たら「熱さまシート」の箱に描かれた子供の頭に、リーゼントの落書きがされてる(笑)。
気合を入れ直したが・・・結局ミス。無念のゲームオーバー。
「まさかなー。コレ行けると思ったのになー」諦めきれない有野課長、緊急措置を申し出る。
「アンコールで、1回だけ3機やってみる?」
というわけで「一旦ここで休憩を挟んで、その間に裏で無限増殖を行います」。
観客の皆さんの賛成が得られたので、急遽予定を変更して再び無限増殖へ。
予定外の「第二部」に突入することになった。
・何故かスムーズに
そして第二部突入・・・イノコMAXが増やした残機は13機。ステージ13からのスタート。
休憩時間で緊張がほぐれたのか、その先は奇跡的にサクサクと進む。
有野課長、久々にカッチョいいところを見せる。「今までは何やったんや」。
あっという間にラストステージにたどり着いた。ラストステージ・・・そう、今までに何度となく
挫折した、因縁のステージだ。
・今度は大丈夫
今回も出口を開くのに必要な「スフィンクス」が取れず苦戦。またここから進めないのか・・・?
と思ったその時。別の宝箱からパワーボール(敵を一定時間金貨に変える)が飛び出した。
お邪魔な敵を足止めし、めでたくスフィンクスをゲット!そして温存していたマイティパワーを使い、
隣の部屋に積み上げられた宝箱の一番下にある(2体目の)スフィンクスもゲット!
・王様発見!
いよいよ正真正銘のラスト、王様が幽閉されている部屋に来た。壁を壊して王様に触ればクリアだ。
「パワー(マイティパワー)使えば確実に行ける!」会場から声が飛ぶ。
「でもなー。オレ、マイティコイン残してクリアしたいねん」有野課長がこだわりを吐露すると
「使え!使え!使え!使え!」会場は満場一致で「使え」コール!
お客さんの説得に応じた有野課長、残りのマイティパワーを使って壁を壊し、一発クリア!
「やったー!」
650人のお客さんの、拍手喝采
有野課長、「マイティボンジャック」攻略。実に4日間、17時間に及ぶ長い長い戦いであった。
イベント終了後は、お客さんも大満足で帰路に着いた。
・そこにエンディングがあるから
ゲームが上手いわけでもない中年のオッサンが奮闘する姿に、我々は勇気付けられる。
そして彼を見守っている時は「友達の家でファミコンを囲んでワイワイやっていた時代」に戻るのだ。
これからも頑張れ、有野課長