ホーナーのハーモニカ

探偵!ナイトスクープ」(ABC朝日放送)例によってメーテレでは一週遅れ(9月1日ABC放送分)です。
今回寄せられた依頼はポルトガル人の夫に元気を」
大阪府にお住まいの奥様(依頼者)の旦那様は、ポルトガル人。
大阪なんばの「キリンプラザ」で出会った二人は、5年間国際文通をした末に結ばれたという−
電子メールも国際IP電話も、今ほど普及していなかった時代の話。
・演奏でタダ酒
でも旦那様は、ここ20年ばかり母国に里帰りもしておらず、寂しい日々を送っている。
そこで。せめて旦那様がポルトガルに住んでいた頃愛用していた「ホーナー社製のハーモニカ」を探し、
演奏させて元気づけたい・・・というのだ。故郷のフェスタ(お祭り)で演奏し、拍手喝采を浴びていた腕前らしい。
・探偵局長がオチ泥棒
西田局長が「ホナーさいなら、じゃなくて?」とオヤジギャグを呟いたが、依頼文の続きは
「ほなー=ホーナー=あげるわ、と言ってくれる人も」探したい・・・との事。
ダメですよ西田局長、オチを盗んじゃ(笑)。
・手風琴という名が似合う
ハーモニカといっても。日本でいうところの口で吹くハーモニカではなく、アコーディオンのようなものらしい。
ピアノ鍵盤の代わりに「右手に21個、左手に8個のボタン」がついていて、それを押して音階を出す
(ボタンアコーディオンともいうらしい)。
・その名を知った理由
ホーナー(HOHNER)社とは、ドイツの楽器メーカー。ハーモニカ(口で吹く一般的なアレ)やアコーディオンの名器を
数多く生み出していることで知られている。
某クイズ魔法学校の「芸能・四文字」で出題されたことがあったような(カタカナ4文字、適当に押したら正解した)。
・捜し求めて
閑話休題。旦那様がお探しのものは、そのホーナー社製の「Erica(エリカ)」という機種。
大阪でホーナーを取り扱っている楽器屋さんで、現物を発見!
だがしかし「肩掛けベルトの付いていないタイプ」じゃないので、持ちにくいとのこと。
正規輸入代理店に問い合わせてみると「肩掛けベルト付のタイプは、もう生産されていない」というので
新品購入は断念(ただし、同じ店にあった8400円のハーモニカを購入。旦那様はこちらも上手い)。
で。神奈川県在住のアコーディオンコレクターの方を探し出し、「エリカ」を発見!
「エリカ」は譲ってもらえなかったが、ホーナー製の別の機種を譲ってもらうことができた。
・ここだけフェスタ状態
北野誠探偵は旦那様とともに、大阪市内のポルトガル料理店へ。そこには奥様と息子さん、そして
ポルトガル音楽のバンド「エスキーナ・ド・ソン」のお二人が待っていた。
旦那様は30年ぶりに、アコーディオンを演奏する・・・本体が老朽化しているせいか(演奏する旦那様に
ブランクがあるせいか?)ところどころ音が飛ぶのだが、味わいのある音色を奏でている。
・大道芸フェアに居たりして
旦那様がアコーディオンを練習した暁には“ポルトガル版『横山ホットブラザーズ』”結成か!?
ハーモニカだけでもいけるから、まずは大道芸人を目指せ(笑)。