北風と太陽

今週のNHK連続テレビ小説純情きらり」。
国民学校の事務員になった桜子さん(宮崎あおい)は、東京から疎開してきた生徒たちを励ますべく
童話「北風と太陽」の紙芝居を作る。
桜子さんの励ましで、冬吾さん(西島秀俊)は絵を描く気力を取り戻した。
笛姉ちゃん(寺島しのぶ)のように、絵を描け絵を描けと迫る(北風タイプ)より、
芸術家の視線で見守る(太陽タイプ)のほうが、創作意欲をかきたてられるのかも知れませんね。
・手段のひとつに過ぎないが
冬吾さんと桜子さん、互いに対する思いは強まっていく。
冬吾さんはピアノを弾く女性の絵を描き、そして桜子さんは「Tに捧ぐ」と題した曲を書く。
桜子さんと達彦さん(福士誠治)の連弾みたいなもんですな。どこかエロっちいです(笑)。
「Tに捧ぐ」の譜面を見た笛姉ちゃんが「達彦さんのことが忘れられんのね」と言ったのには
笑いましたが。
思い悩む桜子さんは岡崎の家を出て、豊根村(愛知県の東端にある村。静岡県や長野県に接している)で
代用教員の職に就くことを決意した。
・新しい家族
そんな中、東京に再び空襲があったという知らせが。
一週間後。東京に残っていたモモ姉ちゃん(井川遥)が岡崎に帰ってきた。
モモ姉ちゃんは鈴村さん(高橋和也)と再婚し、東京大空襲で親を失った少女・幸ちゃん(岩本千波)も
引き取るという。
第129話(8月30日放送分)キャストの字幕は「有森杏子」になっていましたが、副音声の読み上げでは
「鈴村杏子」になってました。
・徴兵逃れも限界
そしてそのまま有森家で婚礼の宴が催されたのだが・・・よりによってその最中、
ヤスジさん(相島一之)に赤紙召集令状が!
モモ姉ちゃんには振られるわ兵隊に召集されるわ、ヤスジさんかわいそう過ぎる
(ただ最後に手を握れたから、思い残すことはないか)。
・笛姉ちゃんとカズちゃんは留守
そして昭和20年(1945年)7月(19日〜20日らしい)。岡崎に大空襲がー!
焼夷弾の降り注ぐ中、逃げ遅れた冬吾さんを助けに行く桜子さん。
燃え盛る炎の中で冬吾さんを発見!しっかり抱き合う二人。
でもあれだけ焼夷弾が落ちて街が燃えたら、普通生きてられんと思うのですが。
・さよなら冬吾さん
空襲は2時間ほどで終わり、桜子さんたちは無事助かった。
これが昼メロドラマだったら、姉の居ない間に「一線を越える」ような展開が待っているところ。
ドロドロ展開を期待していたが、結局それは無し。寸止めで終わってしまいました(変な期待をするな)。
そして結局。冬吾さんは笛姉ちゃんと子供2人を連れて、津軽の田舎に帰ることを決めた・・・。
・帰りなん、いざ
「端が欠けたおはじき」になってしまった桜子さんだが、その後にいいことが待っていた。
次週のタイトルが「思いがけない帰還」。
終戦を迎え、桜子さんたちは自由に音楽を楽しめる身に!
そして。あの人が奇跡の生還を果たす!
−「あの人って?キヨシくん(井坂俊哉)?」
そっちかー!(笑)残り4週、楽しみだぜ。