ファザコン桜子の「欲情ぎらり」

今週のNHK連続テレビ小説純情きらり」。
今日の「土曜スタジオパーク」で、クランクアップの花束贈呈の模様が紹介されてました
(新聞記事=http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20060812-74350.html)。
ヒロイン・桜子役の宮崎あおいちゃんが、仕事をやり遂げた喜びを語っていた。
また、冬吾役の西島秀俊さんの感想は「共演者やスタッフと別れるのは寂しい」。
マロニエ荘の芸術家たちのように、強い絆で結ばれていたんですかね。
東京大空襲、その後
ここより本編。
冬吾さんは東京大空襲で瀕死の重傷を負ったものの、どうにか一命を取り留める。
しかし「人を助けられなかった」ことが心に重くのしかかり、「絵筆を持っていても何もならない」と、
絵を描くのをやめてしまう。このまま太宰治のように、崩壊していくのか・・・!?
ファザコン発覚
悲しみに暮れているとき「生きろ」と励ましてくれた冬吾さんに、淡い恋心を抱く桜子さん。
これが「東海テレビの昼メロドラマ」だったら、ヒロインは躊躇無く不倫に走るんですが(ぉぃ!)。
どうも桜子さんは、自分より年上の“お父さん”“お兄さん”的な人に惹かれるようですな。
斉藤先生(劇団ひとり)しかり。
・もう2年も前の話
空襲の日以来、モモ姉ちゃん(井川遥)は救護所でけが人の手当てに忙殺されていた。
目の下に隈(くま)の出来た顔(のメーク)が、その辛さを物語る。
そんな中、彼女は「あの人」と奇跡的に再会する−2年前、勤務先の病院に入院していた負傷兵の
鈴村さん(高橋和也)だった。
空襲で妻子も父も失い、自らも重傷。心身とも大きなダメージを受けている
(そうか、あの「隣組の組長」こと鈴村さんのお父さんも、死んじゃったのか・・・)。
笛姉ちゃん(寺島しのぶ)に「岡崎に帰ろまい」と言われ、モモ姉ちゃんは思い悩む。
が、結局「自分を必要としている人が居る」と、東京に残って仕事を続けることを決めた。
瞼の母
一方、そのほかにも消息を探している人が居た。そうです!磯おばさん(室井滋)の息子・和之くん(荒井優)。
無事マロニエ荘に戻った和之くん、磯おばさんに一言「あんた、俺の母さんなんだろ?」
国民服の名札に血液型を記載する時「育ての両親の血液型と、自分の血液型が合わない」ことでバレたらしい。
出征を控えた和之くんは「残された時間を、東京で一緒に過ごしたい」と磯おばさんに言うが
彼女はこれを固辞。「ただのお節介なおばさん」で居るという。切ないですねえ。
・帰ってきた先でも爆撃
東京を離れ、岡崎に戻ってきた杉一家と桜子さんたち。
桜子さんは国民学校で事務員として働き始め、東京から疎開してきた子供たちの面倒を見る。
東京大空襲の傷が癒えかけた、その時。岡崎にも大空襲が!
(調べたところ、1945年=昭和20年=7月19日〜20日に「岡崎空襲」があったそうです)
終戦までの道のりは、まだまだ長いようです・・・。