色いっぱい、でも売れなかった

「ハードのエースが出てこない」。今回紹介されたハードは「ゲームギア」(SEGA)。
セガ史上初の携帯ゲーム機として、1990年に発売。しかもバックライト付きカラー液晶画面ということで、
モノクロ画面の「ゲームボーイ」(任天堂)より一歩リードした・・・つもりだった。
が!「電池消耗があまりにも早過ぎる」「携帯用なのに本体がデカい」などの弱点を克服できず、
メジャーハードにはなれなかった。
・スタッフが知恵を絞った結果
何せ携帯ゲーム、しかも昔のものということでハードウェア本体にモニターOUT(テレビやモニター画面に
つなぐための出力端子)がない。そのため、小型CCDカメラを使用し、ゲーム画面の直接撮影を試みる・・・。
が、ちょっとイマイチ。ということで“走り屋カメラマン”阿部ちゃんが、有野課長の真後ろでカメラを構える。
人がやってるゲームの小さな画面を、後ろから覗き込んでるみたいな目線(笑)。
・生誕15周年
まずは人気のタイトル「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」(1991年)で遊んでみる。
メガドライブ版「ソニック」第1作リリースから約5ヶ月後の12月28日に、ゲームギア版が発売された。
有野さん、ソニックくんをうまく操作できず(スピード感についていけず?)ゲームオーバー。
それから次のソフトを(後ろでカメラを担いでいる阿部ちゃんのためにも、早く選ばないといけないのだが)
決めるのに迷う。
・横に「ぷよぷよ」もありました
続いて選んだのが、パソコンゲームで人気を博した「レミングス」(1993年)。
何をどうしていいのか“ゲームの目的”がわからず、放送作家岐部くんを呼んで教えてもらう。
さらに「がんばれゴルビー!」(1991年)。旧ソ連ゴルバチョフ書記長をモデルにしたゲームだ。
1991年といえば、そのゴルビーが失脚した年だったような・・・。
・可能性は薄い
「『有野の挑戦』に(ゲームギアが)来ることはあるんでしょうか。怖いですけど」と課長。
安心しろ。電源がもたないから、10時間のロケとかは無理だ。
そんなわけでゲームギアも、床下収納に封印!お疲れ様。