ズッコケ三人組リターンズ・今度は「中年編」!

昨年末、全50巻でシリーズを完結した人気児童文学「ズッコケ三人組」シリーズ。
作者・那須正幹先生が今年、最新作を発表した−その名も「ズッコケ中年三人組」
ポプラ社asin:4591090876http://www.asahi.com/culture/update/1221/013.html)。
1978年に小学6年生だった三人組・ハチベエハカセ、モーちゃんは、その後の時代も永遠に6年生のままだった。
が!この作品は、そこからリアルタイムで年を重ねて28年後−40歳の彼らを描く。
愛読者第1世代だった人々は、ちょうどそれぐらいの年齢。共感を持って受け入れられるかも知れない。

「中年」の3人が住む2006年の街は不況の波を受け、40歳前後の3人は家庭や仕事に悩みを持つ。
やんちゃなハチベエはコンビニを経営する一方、スナックのママに熱を上げる。
おっとり型のモーちゃんは勤務先が倒産してビデオ店でアルバイト中。
理屈屋のハカセは教師になったが、学級崩壊状態だ。そこに小6時代に対決した窃盗犯が再び現れて――。

ハチベエの実家の八百屋は、コンビニに商売替えか(笑)。時代だねー。