「少年ジャンプ」全盛期へ、タイムスリーーップ!

毎度おなじみ、フジテレビ721ch「ゲームセンターCX」。
前回の放送で、“結婚記念企画”として「ときめきメモリアル」(1995年、コナミ)をプレイした有野課長代理。
実はこの日、本来プレイする筈だったのがファミコンジャンプ英雄列伝」(1989年、バンダイ)というソフトだったのだ。
・ジャンプの世界を守れ!
ファミコンジャンプ」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)の創刊20周年を記念して制作されたゲームソフト。
物語はジャンプを読んでいた主人公(プレイヤー)が、本の世界に吸い込まれる所から始まる−
ジャンプワールド侵略を企むピッコロ大魔王(「ドラゴンボール」)の野望を阻止するため、5つのエリアに散らばる
人気漫画作品のキャラクターたちを探し出し、一緒に戦うのだ。
アクションあり、謎解きあり、何でもあり・・・のRPG。「ドラクエ」「FF」ヒットの影響も見て取れる。
・ジャンプオールスターズ大集合!
Dr.スランプ」の則巻千兵衛博士が作ったタイムマシン「タイムくん」でターイムスリーーーップ!
現代(1988年当時)だけでなく、過去(それ以前)の人気作品のキャラクターも仲間になる。
2005年の今現在見たら、すべて「過去の名作」なんですけどね(^_^;)。
・豪華なキャスティング
16人の勇者は

ケンシロウ北斗の拳)、間抜作(ついでにとんちんかん)、則巻アラレ(「Dr.スランプ」)
冴羽リョウ(「CITY HUNTER」)、孫悟空(「ドラゴンボール」)、剣桃太郎(「魁!!男塾」)、
ペガサス星矢(「聖闘士星矢」)、戸川万吉(「男一匹ガキ大将」)、ジョジョ(「ジョジョの奇妙な冒険」)、
鬼哭霊気(「ゴッドサイダー」)、加納錠治(「ドーベルマン刑事」)、イサム(「荒野の少年イサム」)。
山下たろー(「県立海高校野球部員山下たろーくん」)、宇野球一(「アストロ球団」)、
大空翼(「キャプテン翼」)、キン肉スグル(「キン肉マン」)。

その他フィールド上や町の中に、多数のキャラクターが住んでいる。
当時の作品・・・みんな懐かしいなあ。
過去の名作・・・どれも知らないなあ(ぉぃ)。
また、彼らを仲間にするために「ロボビタンA」や「ドリムノート」など、見覚えのあるアイテムも必要になる。
・ところで
番組の字幕で「CITY HUNTER」のリョウの相棒・香さんの名前が「植村香」になってたけど「槇村香」じゃなかったっけ(^_^;)。
・2日目
2日目。「ファミコンジャンプ」を自宅に持ち帰り「予習してきましたよ!と意気込む有野課長代理。
だがしかし!そこで何故か「ときメモ」が渡された。
自称“恋愛の達人”の面目躍如、藤崎詩織を落として一発クリア!その後休む間もなくファミコンジャンプ」再開。
しかし1時間ほどで「スタッフが終電間際」という理由でストップ。「今日やらんで良かったんちゃうの!」
・3日目
「有野の挑戦」史上初のRPG3日目に突入!「最近の近況報告としては・・・中村獅童が結婚をしたみたいです」その日か。
ゲーム疲れの有野課長代理に休憩してもらうべく、スタッフから一冊の雑誌を差し入れ−1988年当時の「ジャンプ」だ。
当時お気に入りだったという漫画「THE MOMOTAROH」(にわのまこと)を発見、懐かしむ。
「俺のまわりに、お菓子とジャンプがあるわ・・・アカンわーコレ。コレはダメな大人やな」と笑いつつ、リフレッシュ完了。
・手放しで喜べない
16人のキャラは全て揃った!いざ、ピッコロ大魔王の居城・キングキャッスルへ!
アクションゲームを苦手とする有野、激しい戦いの末にピッコロ大魔王を倒した!
「やったー!!」
しかし!手放しで喜ぶ有野を、信じられない事態が襲う!
・本当の戦い
さあエンディングを・・・と思ったら。
案の定、そこで終わりではなかった。最後に待ち受けていたのは「13人の反逆同盟」!
最後の戦いはコマンド選択式バトル。こちらの16人のうちから1人を選び、相手を1人ずつ倒していく。
対戦相手によって「相性の良し悪し」があるらしい。
頂点に居る最後の敵・マジュニア(「ドラゴンボール」)を、星矢のペガサス流星拳で撃破!今度こそクリアだ。
・念願のエンディング画面
「それでは ショータイムスタート!」の言葉に「おおっ?」期待しまくる有野。
16人の勇者が順に現れ、「どうもありがとう!」「これで ぶじ 20しゅうねんを むかえることができる」
「これからも しゅうかんしょうねんジャンプは がんばるぞ」「おうえん よろしく!」最後のご挨拶。
「うそー!」不満げな有野。「エンディング『ショータイム』言うたやん!」・・・何を期待してたんですか、あなた。
・ふと思うこと
このゲームって発売当時は「ただのキャラゲーだ」としか言われていなかったが・・・
17年経った今見ると、懐かしさを感じるなあ。キャラクターの個性も手伝って、楽しそうに見える。
再評価されるかも知れんな・・・没後にその功績を評価される、クラシック音楽の作曲家みたいに。