【20禁】その名は「マイナスひゃくきゅうじゅうろくど」

サントリーから新発売のチューハイ「-196℃」(http://www.suntory.co.jp/rtd/196/)。
近所のスーパーで安売りしていたので、買って味見してみた。
・一瞬で凍結
液体窒素を使って、原料の果実(レモン・グレープフルーツ・梅)を丸ごと凍結。
それを粉砕してアルコールに漬け込むことで「果実のおいしさを丸ごと生かすことに成功した」という。
マイナス196度というのは、「果実を瞬間凍結させる液体窒素の沸点」なのだそうで。
・どうしても「丸ごと」?
はて?「果実まるごと」というフレーズ、過去のサントリー製品にあったような・・・
思い出した!グレープフルーツのお酒グレフル」「ピングレ」だ!
深津絵里ちゃん主演の、ドラマ仕立ての意味深長なCMで話題になったアレ。商品自体はもう絶滅らしいが。
グレフル・ピングレ」は「果実を丸ごと」発酵させたものを使ったリキュールなので
-196℃」とは製法も味も全然違うが・・・よっぽどサントリーは「果実まるごと」というコンセプトに執着しているのか。
「旬果搾り」(アサヒビール)や「氷結プレミアム」(キリンビール)などのライバルが
「フルーツのおいしさ」を前面に打ち出してるんで、その分野に切り込めるか。
・で、どうよ?
フルーツの味が生きてるかどうか・・・は、わかりません。
(瞬間フリーズ製法とか)たいそうな事を言ってる割に、味は「普通」。
最近ダメ家で常備している、同社のチューハイ「カロリ。」と、飲み口はさほど変わらない。
・1%の差は大きい
ただし。アルコール度数ちょっと高め(レモン=7%、グレープフルーツ6%、ウメ5%)という点は合格。
(平均的なビール・発泡酒・フルーツチューハイは5%前後)。満足感はあります。
ナメてかかると、ガツンときます。「5%ぐらいじゃ飲んだ気がしない」という方には、おすすめの一品。