「バンキシャ」でメイド喫茶特集

夕方。「バンキシャ」(日本テレビ系)で「萌え」の経済効果についての特集をやっていた−
4月1日にシンクタンク・浜銀総研が「『萌え』関連のコンテンツ事業(主にアキバ系の男性が好むアニメ、ゲームなど)の
市場規模は888億円」という数字をはじき出して以来、それまで『萌え』という言葉など聞いた事も無さそうな
一般投資家からも注目を集めるまでになった。
どうでもいいことだが。日テレの番組で報道される際「萌え」のイントネーションが間違っているのが、気になってしまう。
・メイド服「萌え」
「萌え」マーケットを支える「ヲタク男性」−その一例として、都内に住むヲタク青年(25歳)に密着。
部屋には大量の同人誌。これも重要な「萌え」コンテンツであります。
その後。秋葉原を歩き、彼が入ったのは・・・そうです。メイド喫茶
「おかえりなさいませ、ご主人様」お約束のご挨拶に、
「いや『おかえりなさいませ』っても・・・初めてなんですけど」戸惑うスタッフ(ナレーション)。
・ヲタク男性を癒す場所
特集のコンセプトは、ほとんど昨年放送された「@サプリッ!」(同局系)のメイド喫茶特集
(2004年11月28日の日記参照)と同じ。流行してる(けど、普段入ることは無いであろう)場所に潜入・・・という視点。
いや、要するに(女の子に接待してもらう店、という点では)キャバクラみたいなものですから(^_^;)。
・時代はメイドを求めてる
スタジオゲストの“塩爺”こと塩川正十郎氏は、メイド喫茶についてはご存じなかったようだが(それもそうだな)・・・
「メイド産業」(メイド喫茶などの「メイド服の女性が接客する業種」、ハウスクリーニングなどの「家事代行」)は、
今や確実に日本経済に浸透しています。お見知りおきを。
・「よくわからない」けど「スゴいもの」
その他「もえたん」「もえるるぶ」など、ヲタク層以外の人々にも話題をまいた書籍を紹介。
まあ番組を見る限り、スタッフも出演者も「萌え」がどういうものかイマイチよくわからない・・・
といった雰囲気で。それでも「不景気の中、ひとり勝ち」の業界なのは事実。
・複雑な心境
ただ・・・経済効果に貢献するのはいいが、「萌え」という言葉が一般の人にも浸透してしまうと
本来の意味である「可愛いものに対する仄(ほの)かな思い、愛情」が、どうにも安っぽく
消費されてしまうような気がする(考えすぎだろうか)。