甲虫王者スペシャルマッチ!

トリビアの泉」(フジテレビ系)。
先週の「トリビアの種」で放送された、世界のカブトムシ8種類が戦う
昆虫格闘イベント「PRYDE*1 カブト祭り」が、大好評を博した。
トーナメント形式で熱戦が繰り広げられ、優勝したのはヘラクレスオオカブト
「世界最強」の前評判は、伊達ではなかった。
「しかし。このカブト祭りには、もう1つ幻のカードが存在した」
解説を務めた、東京農業大学・岡島秀治教授はこう語る−

ヘラクレスオオカブトが『世界最強』で問題ないと思います。
しかし。
世界最長のヘラクレスと、アジア最大のコーカサスが対決したらどうなっていたか、
見てみたかった気持ちはありますね」。

かくして。優勝者のヘラクレスオオカブトと、2回戦で敗退したアジア最大種・コーカサスオオカブトとの
“特別試合”が組まれることとなった。
・スタミナ勝負
ルールは前回の決勝戦と同じ、時間無制限・三本勝負。圧倒的な怪力で、コーカサスが一本目を先取。
二本目は長い時間を要した。格闘技でいうリングにあたる切り株の上から、側面に移動。
フリークライミングのクライマーのように、二匹とも切り株の側面にへばりついて
離れない。落ちない。双方スゴい力の持ち主である。これはヘラクレスの粘り勝ち。
・豪快な力、華麗な技
そして迎えた三本目。コーカサスが重戦車のように、ヘラクレスを寄り切ろうとする。
粘るヘラクレスを、これならどうだとばかりにリフトアップ!切り株の外へぶん投げる!
勝負あった・・・か?
否!ヘラクレスは切り株の側面の突起の上に(相撲で言う、徳俵で踏ん張る力士のように)踏ん張って、
コーカサスの足場が不安定になったその一瞬、逆に投げ落とした。まさに一瞬の出来事だった。
やっぱりヘラクレスは強かった・・・世界最長にして、世界最強。

*1:「Y」の字はカブトムシの角をかたどっている。