十字架を胸に

フジテレビ721ch「ゲームセンターCX」。木曜深夜の放送分を見逃したので、再放送でやっと見た。
「この人に会いたい」は、コナミのクリエイター・IGAこと五十嵐孝司氏にインタビュー。
悪魔城ドラキュラ」のバンパイアハンター、シモン・ベルモンドよろしく鞭(ムチ)を持ってご登場(^_^;)。
・学生時代からの憧れ「ドラキュラ」
五十嵐さんのデビュー作はPCエンジン版「出たな!!ツインビー」(1990年)だったんですね。
それからさらに、あの「ときめきメモリアル」(PCエンジン版=1994年)を経て
1997年に「悪魔城ドラキュラX〜月下の夜想曲」で、「ドラキュラ」チーム入り。
ときメモ」が当たったので、次の仕事を選択する権利が与えられたとか。
・耽美主義?
「X」で、五十嵐さんは「ドラキュラシリーズ」に改革をもたらす−
耽美的なイメージに仕上げるべく、キャラクターデザインを変更。
パッケージイラストに、小説挿絵で人気のイラストレーター・小島文美さんを採用。支持を集めた。
最新作「ナノブレイカー」も耽美的世界観で描かれており「キャラクターの“やられ際”を見て欲しい」とか。
・「X」ついてるから、何やってもいい!?
何よりも大きな改革となったのは・・・「武器を変えてしまおう」という決断。
その理由が「ムチ、最近飽きてきたよね」
そうなると。「ベルモンド一族=鞭使い」なので、いっそ主人公から変えてしまうことになった。
・マリオとコングジュニアのように
ファミコンROMカセット版「悪魔城伝説」に登場するドラキュラの息子・アルカードを主人公に据え、
敵はベルモンド一族のひとり、リヒター・ベルモンド。
ドンキーコング」(任天堂)シリーズみたいな、“主人公と敵の逆転現象”が起きている(笑)。
・意外とまとまりがない!?
有野「それで会社の中では、モメないんですか?『ドラキュラいうたら鞭やんか』て」
五十嵐「その時、ドラキュラに対してチェックする所って、なかったんですよ」
先述の「悪魔城伝説」と、ゲームボーイ版「ドラキュラ伝説」の両方が「これはシモン・ベルモンド
(第1作)以前の話だ」と主張していたとかで、まさに「出し放題」状態。
結果として、五十嵐さんが統括することになったとか。
・ちなみに
職場で知り合って結婚した奥様は、もともと「ドラキュラ」チームに携わっていた。つまり
奥さんの方がドラキュラ歴が長いとか(^_^;)。