がんがれ「電車男」

昨日ご主人様が、話題の本「電車男」を買ってきた。
今年の「流行語大賞」にも、ひっそりノミネートされていた「電車男」−
インターネットの某巨大掲示板群「もてない男性板」の書き込み内容をもとに出版された、純愛の物語。
世間の認知度はまだまだ低いが、書店での売れ行きはスゴいらしい。
インターネット発のヒット小説といえば、援助交際少女やホストを描いた「Deep Love」シリーズもあったが、
それに続くことができるか。
・純愛のあらすじ
主人公(=通称「電車男」)は「22歳にして彼女居ない歴22年」という、さえないヲタク青年。
そんな彼がある日、電車の中で酔っ払いに絡まれていたOLさんを助けた!・・・それが縁で、恋が始まった。
「彼女をデートに誘いたいけど、どうしたらいいだろう」女性と交際なんぞしたことも無かった電車男は、
インターネットの掲示板に助けを求めた。
・「何をウジウジしてるんだ、電車よ!」
すると彼のために、多くの人々から励ましとアドバイス(と、嫉妬と冷やかしの言葉)が寄せられた。
全国の、名前も顔も性別も知らない人々が一致団結、電車男を後方支援することになった!
その甲斐あって、電車男と相手の女性(通称「エルメスさん」)は、少しずつ少しずついい雰囲気に・・・。
・ヒット要素はないけれど
登場人物が死病に冒されているわけではない。
過激な猥褻行為の場面があるわけではない。
韓国人の美男美女が出てくるわけではない。
それでも、人をひきつけて止まぬ何かがあるのだろう。実話だとすれば、なおさら。
・あり得ないけど
これで本当に映画化でもされて、来年の流行語大賞に「めしどこか、たのむ」(電車男の呼びかけ)とか
「衛生兵ー!」(もてない男性が傷ついた時の言葉)、「エルメスさん」がノミネートされていたら
面白いのだけど(笑)。