あの企業の末路・・・

・分別収集
明日は「資源ゴミ」(空き缶・空き瓶・古新聞・古雑誌)回収日である。
生ゴミと違って「前日に出してもOK」なので、今日のうちに集積所に運ぶ。
・空き缶置き場で
ダメ家で大量消費して山盛りになった発泡酒の空き缶を、回収用の籠に入れる。
と。籠の下のほうに、乳幼児用人工栄養(いわゆる粉ミルク)の空き缶が入っていた。
「BeanStalkネオミルク すこやか」
メーカーはビーンスターク・スノー社−一般にはあまり馴染みは無いが、
旧・雪印乳業の「育児用品」部門が大塚製薬とともに設立した合弁会社
崩壊した「雪印」のことを、ふと思い出した。
・種は遠くに落ちて
雪印乳業といえば。2000年に起こした食中毒事件に端を発する、一連の不祥事がもとで崩壊。
今はバターとチーズの製造が中心で、それ以外の事業部は同業他社に切り売りされた。
過信と傲慢が、破滅の元になった−さながら、外見は正常でも中から腐って倒れる巨木のようであった。
失墜した「スノーブランド」を捨て、散らばった各事業は新たなブランド(メグミルクカゴメ・ラビオなど)で
それぞれやり直しているところ。
・忘れてはいない
各社には“雪印”の教訓を忘れず「本当に安心して飲める・食べられる」製品を作っていただきたいところ。
信頼回復は、「ジャックと豆の木ビーンスターク)」みたいに「晩に蒔いたら翌朝伸びてる」とはいかない。
地道に育てていかなければ。